詩篇109篇の呪いの力
詩篇109篇にある『その子を父なし、その妻を寡婦とせよ』という呪いの力は、かつて広く信じられていた迷信だった。
不当に死刑を宣告された船員が発したこの「呪いの詩」が、シリー諸島で記録された最悪の難破事故を引き起こしたと言われている。
船員に罵られたのは、クラウデスレー・シャベル提督で、彼は短気で、自分の指揮する船に残酷な規律を与えることで有名だった。 まったくいい人ではなかった!
クラウデスレー・シャベル卿(1650 - 1707)は、艦隊提督として知られる。
1692年にはバルフルールでのフランス軍撃破に重要な役割を果たし、1704年にはジブラルタル攻略でジョージ・ルーク卿を助けた。
彼は、たとえそれが実際的でなかったとしても、自分の命令が疑問の余地なく実行されることを期待する男だった。
1707年、クラウデスレー・ショベル提督が指揮する艦隊が、サイリー諸島沖で激しい嵐に遭遇した。
旗艦に乗船していた船員の一人は、危険な海域をよく知っており、船が恐ろしいギルストーン礁に向かっていることをクラウデスリー卿に警告しようと駆け寄った。
提督は水夫の一人が忠告したのを快く思わず、クラウデスリー卿に船の航行方法を指図させないという印として、その水夫に不敬罪で絞首刑を命じた!
船員の首にロープがかけられると、彼は詩篇109篇を朗読し、クラウデスリー卿に恐ろしい呪いをかけた。
関連項目: 第一次アングロ・アフガン戦争 18391842船員は正しかった......旗艦HMSアソシエーションは、他の4隻の船とともに、荒れ狂う海の岩の上で沈没した。
関連項目: ブロディー助祭その日、司令官クラウデスリー卿を含む2,000人が命を落とした......彼の遺体は、最終的にサイリー諸島のセント・メアリー島にあるポートフェリック・コーブに漂着した。
彼はまだ生きていて、島の "難破船 "として有名な老婆が海岸で発見したと言われている。
彼女は、彼の指にはたくさんの指輪があり、そのひとつには見事なサファイアが含まれているのを見て、彼の指を切り落とし、まだ生きている彼を浜辺に埋めた。
女性が死の床で罪を告白した後、彼が埋葬された場所を示す荒い石碑が建てられた。
詩篇109篇の「呪いの力」を軽んじてはならないようだ!