グリーンステッド教会 - 世界最古の木造教会
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エセックスの田園地帯の奥深くにあるグリーンステッド教会は、世界最古の木造教会として知られる古代の礼拝所である。 実際、身廊は西暦998年から1063年までさかのぼり、ヨーロッパ最古の木造建築物でもある。
関連項目: HMSウォースパイト - 個人的な記録しかし、聖堂の壁にはノルマン時代の火打ち石がわずかに残っており(下図)、1066年のノルマン征服後も教会が使われていたことがわかる。
現存する聖堂は西暦1500年頃に建てられたもので、塔はその100年以上後のスチュアート朝時代に建てられた。
19世紀、この教会はヴィクトリア朝によってかなり大規模な修復が行われ、煉瓦造りの増築やドーマー窓の取り換えなど、さまざまな改造が施された。
教会内部は、小さな窓からわずかな日差しが差し込むだけで、やや暗く陰気な雰囲気だが、よく見ると、19世紀の修復がいかに大規模なものであったかがわかる。 ヴィクトリア朝様式の華麗な彫刻やモチーフ、木工細工が施されている。 また、教会の一角には、この時代の貴重な遺物であるノルマン様式の柱式ピスチーナがある。
グリーンステッド教会に関するその他の興味深い事実:
- 教会の北西側には、サクソン様式の木工細工に組み込まれた「癩者の細目」(右の写真)がある。 これは、(教会に入ることを許されなかった)癩者が聖水で司祭の祝福を受けるためのものであったろう。 とはいえ、この開口部は、地元の司祭が教会に近づく人を確認するための窓として使われただけだと主張する歴史家もいる......が、これははるかに面白くない!
- 聖エドマンドの遺体は、ベリー・セント・エドマンズの最後の安息の地へ向かう途中、グリーンステッド教会で一晩安置されたようだ。
- 教会の出入り口のすぐ隣には、12世紀の十字軍兵士の墓がある(下の写真)。 墓が堅固な石でできていることから、彼は非常に勲章の多い兵士だったことがうかがえる。
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